営業部長 清水優子インタビュー
目次
入れ歯相談会とは?
近藤義歯研究所は、お取引医院様にて「入れ歯相談会」(上記動画)を開催されているそうですが、依頼件数はどれくらいあるのですか?
2024年で決まっているは、58回です。
例えば、年間6回の入れ歯相談会を開催する場合、前年にスケジュールを抑えていただくイメージです。
おかげさまで、予定がどんどん埋まってきておりまして・・・。
2023年実績が36回で、毎月実施していただいている医院さんもあります。
ちなみに、「入れ歯相談会の回数の多い先生」=「弊社の売上の多い先生」です。
「入れ歯相談会」の回数が増えれば、売り上げも・・・。
上がります、間違いなく。
本日A歯科医院様の入れ歯相談会でしたが、新規の患者さんが5人来院、「ローンが組めたら作る」「奥様に相談してOKが出たら作る」「口の状況が整ったら治療開始する」と、全員A歯科様に通うことが決まりました。
入れ歯相談会に来た方全員が「新患」なのですか?
はい、5人全員「新患」です。
まずは、A歯科医院様の「増患」になります。
「入れ歯相談会に来る方」=「入れ歯がお困りの方」なので、そうなると保険で賄えないレベルです。
「中途半端な治療だと、また同じことになることが多いです」「他の歯の検査をしてから治療する方が、お金が無駄にならないです」などのお話をして、トータルで考えると結局「A歯科医院様に通いたい」という話になります。
「増患」になるのですね。
そうです。
「人の命を救う仕事が出来るなんて、何ていい仕事なんだろう」
以前インタビューした時、入れ歯についてメッチャ詳しかったのですが、どのように入れ歯について学ばれたのでしょうか?
入社前は、入れ歯に関して「ド素人」だったんです。
営業という職業である以上は、いろいろなことを知ってないとなりません。
入社当初、飛び交う言葉が全部外国語のような、海外にいるような感じでした。
代表が先生と打合せをしている最中に、メモを取るだけ取って、その言葉について代表に教えてもらいました。
当時、パソコンに歯科の辞書を入れてもらいました。
調べれば言葉の意味は出てきますが、書いてある言葉の意味が分からないのです。
「この言葉の意味は何ですか?」とずっとずっと教えてもらい・・・「何で?」ばっかり言っている「何でマン」でした。(笑)
代表がいないときは、生産部の小澤や山本(技工士インタビューはこちら)などに聞いて回りましたが、嫌がられていましたね。(笑)
彼らは集中して仕事をやっているので、「声掛けないでくださいオーラ」が出ていた人もいました。(笑)
動画の入れ歯相談会の時にも患者さんにお話ししていましたが、「入れ歯のシークレットルール」は有名なのですか?(噛み合わせの高さ咬合高径(こうごうこうけい)=鼻下(びか)からアゴの下のオトガイ(下記画像参照)の長さ=指の4本分=耳の大きさ=目じりと口角の間の長さ=は、62ミリです」)
「ウイルス法」ですね。
両手を広げると大体身長と一緒、というのは有名ですよね。
というように「人の体には指標があって、『咬み合わせの高さ』にも指標があるんですよ」という話を、前出のひまわり歯科さんのインタビュー時にさせていただきました。
なるほど。では、入れ歯相談会で最大に辛そうだった患者さんエピソード教えてください。
例えば・・・今は流動食しか食べてない、人の前に出たくない、などです。
入れ歯相談会でお会いしたAさんは、最初にお会いした時はずっと手で口元を隠していて(下記画像参照)、カウンセリング中に私を見ないし、目を一切合わせないので「人と話が嫌いなんだな」と思ったんです。
動画(下記の動画参照)の中で、患者さんにお見せしたビフォアアフターの症例がAさんです。
前職は人と関わる仕事だったので人の気持ちを察知する能力は高い方だと思うのですが、それでも気付けなかった・・・もともとあんなに明るい人だったと見抜けなかったです。
今日、入れ歯相談会でお話しした方もビフォアアフターの写真を見せたら、「こうなりたい!」と仰ってました。
Aさんが、特に忘れられない方です。
実はAさん、リハビリ入れ歯からファイナル入れ歯にいったときに「実は私、胃の病気をして経過観察中だったのよ。もしこの入れ歯に出会わなかったら、再発していたかもしれない」と仰っていました。
その時に「うわ、人の命を救う仕事が出来るなんて、何ていい仕事なんだろう・・・!」と思ったのです。
・・・感動しました。感動のエピソードを聞こうと思ったら、先に出されちゃいました。(笑)
私が講師をする「デンチャーコンシェルジュ育成セミナー」で、「『入れ歯相談会』をキッカケにこの歯科医院に通うことになったら、スタッフ皆さんは全員患者さんを救うことになるんです。どれだけいい仕事をしているのか、気づいてください。」とお話しします。
お取引医院様について
ひまわり歯科(神奈川県相模原市)さんの舘院長がインタビューで「近藤義歯研究所がいない仕事は考えられない」と仰っていました。
そういう風に言ってくださるのは最高なことです。
その先にいる「患者さん」があるから、私たちはそういう立場にいられるのです。
先生に認められて、且つ患者さんにも認められてはじめて意味があるのです。
近藤義歯研究所のインタビューしたすべての方(代表、技工士、マーケティング部長)、キーワードが「患者さん」ですね。
はい、企業理念が骨身に染み入っています。
「リハビリ入れ歯」の概念、先生はお分かりいただけるのでしょうか?同じく「ゴシックアーチトレーサー」はどうでしょうか?
「ゴシックアーチ」は、先生が教科書で学ぶので名前はご存知ですが、やったことないという先生が9割以上です。
「知っているけどやったら大変だし、難しいんだよね」という認識の先生が多いように感じます。
「ゴシックを採ったから何なの?なぜ必要なのか?どういう風にやるのか?」を、営業の立場から先生に取り入れていただけるようにご提案いたします。
当社はゴシックを採ることが大事なのではなく、「ゴシックによる再現性が大事」とお話ししています。
「再現性が大事」??
ゴシックというのは、下顎の位置をどこに設定するかの「噛み合わせの記録」です。
下顎は筋肉でぶら下がっているだけなので、その筋肉のズレを「補正」するために、どこで噛み合わせの記録を採るか?というものです。
それが従来法の咬合床で「はい、咬んで、止めてね~」とやった時、口の中で右に曲がっているのか?前に曲がっているのか?・・・ワックスを噛んでいるので、私ですら同じ位置で2度3度噛める自信はないです。
口に違和感のあるものが入って「噛んで」と言われても、片側だけ強かったら正確なものが取れません。
それが「ゴシックアーチトレーサー」を使うことで、「再現性の高い噛み合わせの記録」を採ることが出来ます。
そんな素晴らしい装置なのです。
再現性のある「誘導の方法」も、あるんですよ。
リハビリ入れ歯も、「治療用入れ歯」「パイロットデンチャー」「即時義歯」など他の単語で語られることもあるのですが。
「リハビリ入れ歯(デンチャー)」を編み出したのは、うちの近藤です、世の中にはないです。
今の手法に近い形でやっていた際「入れ歯を作った時はよかったのに、何かが合わないな」と感じ、何かの拍子に「リハビリ・・・」という言葉が浮かんだそうです。
私が入った時はすでに「リハビリデンチャー」はありました、患者さんにも分かりやすいですよね。
私は必ず患者さんに「リハビリって、どんなイメージですか?」と聞きます。
「大変」「つらい」なら、「よくなるために必要なこと」「トレーニングをする」など前向きなイメージになるように話を持っていきます。
また、前向きな方には「そんなに簡単じゃないです」とお話しします。
「簡単に良くなると思ったのに」と言われちゃうので、そうではないですよ、とお話しします。
「デンチャーコンシェルジュ育成セミナー」とは?
お取引医院様の「こうざい歯科クリニック」の「歯科助手」であり「デンチャーコンシェルジュ」の山本さんとの対談、とても面白かったです!
ありがとうございます。
山本さんは、入れ歯相談会に私が話したことで分からなかったことや患者さんの心配事など、どんどん代表や私に質問を投げてくださいます。
山本さんのように遠慮なく質問いただき、私たちを有効活用してください。
セミナーではこのようのノートを取って下さり、講師冥利に尽きますね。
自分自身、代表や生産部技工士に「何で?何で?」と聞きまくっていた時期があるので、いつぞやの自分を見ているようです。(笑)
山本さんのようなデンチャーコンシェルジュをうちの医院にも!とお考えの場合、私たちの入れ歯相談会の患者さんとのやりとりを参考にしていただき、セミナーでお伝えしたことを実践でやってみることが一番の近道です。
ご自身について
どうして近藤義歯に?
代表はもともと友人で、歯科技工士として活躍しているのは知っていました。
私が「お客様(エンドユーザー)向けの仕事をしている」と話したら、「うちで営業をやってみないか?」という話になりました。
「え?どこかに行くような営業?」と聞いたら、「いや、うちの会社は患者を救っているのだよ」と。
「あ、じゃ行きます」と。
その言葉しか覚えていないです。
またもや「患者」がキーワードでしたね!では、休みの日にしていることは?
代表と被りますが(笑)「釣り」と「バイク」です。
実はお料理も大好きで、お酒を飲みながら料理をすることもあります。
チキンのトマト煮が大好きで、セロリを入れてみたり、残ったらカレーにするなどのアレンジを楽しんでいます。
歯科医院さんに一言
「入れ歯相談会」を実施しようか悩んでいる医院さんに一言、お願いします。
表ミッションは「集患収益」、裏ミッションは入れ歯で困っている地域の患者さんを救う「地域貢献」だと思ってほしいです。
絶対にやっていただいたほうがいいです。
「デンチャーコンシェルジュ育成セミナー」を依頼しようか悩んでいる先生に一言おねがいします。
患者さんに対してどう接することが大事か?など、「入れ歯の知識以外」もお伝えします。
でも、入れ歯を知ってもらわないと始まらないし、それよりも前に「患者さんを知ってもらう」というところでしょうか。
まずはお気軽にご連絡ください。
お電話:042-741-3711
インタビュー:2024/3/28
取材後記
今まで複数回取材させていただきましたが、毎回「プロ魂」を感じます。
そして、その礎は「患者さんを救いたい」という情熱だということも、今回のインタビューで改めて感じました。
これからも日本全国の入れ歯で困っている患者さんのために、ひと肌もふた肌も脱いでください!
関連ページ
→デンチャーコンシェルジュ育成
→デンチャーコンシェルの声
→KGKデンチャーとは?
お取引医院様ホームページ掲載ご紹介
- お取引医院様(ひまわり歯科相模原)ホームページ内でのインタビュー記事
- 入れ歯相談会の様子(さとう歯科クリニック様:東京都江戸川区小岩)