「入れ歯道」KGKデンチャーへの道程

社長にとって入れ歯道とは?

全症例でご満足いただく結果を出してきて、今まで一回も外したことない、それを10年以上やっています。
苦労はしますが、何のためにやっているのか?患者のためにやっているので、逃げません。
医療は、諦めちゃいけないんです。
医療人が諦めたらどうするか?
その患者さんが出会った医療従事者にしか、頼れないのですよ。

KGKデンチャーとは?

KGKデンチャーの「KGK」ですが、「近藤義歯研究所(Kondou Gishi Kenkyuujyo)」でKGKですか?

Kは「咬合(こうごう)」、Gは「顎位(がくい)」、Kは「近藤」です。
近藤義歯研究所が提供する、顎位咬合」という意味です。
BPSも何の略かよく聞かれますが、「Biofunctional Prosthetic System」と言われても難しいですよね・・・。

「KGK」=「近藤義歯研究所」だと思っていました。早く教えてください。(笑)

「咬合」「顎位」「近藤」「KGK」、ですよ。
「顎位」と「咬合」をしっかりやってないと、いい入れ歯が出来ないのです。

では、KGKデンチャーとは、具体的にどんな入れ歯なのでしょうか?

アゴの噛み合わせがずれた人をまっすぐに戻して、しっかり噛ませて、大体20回の咀嚼で嚥下(えんげ:飲み込む)することが出来る入れ歯、です。
噛む回数まで考えて作っている、世界基準の中で一番厳しいです。

KGKデンチャーへの道程

「BPS」と「KGKデンチャー」の関係性について教えて下さい。

弊社は以前、BPSは15年間やっていて日本でも症例数一番になりました。
だけど、製作にあたりどうしても限界があるんです。
BPSは、ヨーロッパの材料メーカーが「商品を売るために作った仕組み」ですが、僕の中ではそうじゃなかった。
僕らは「患者さんのために存在する」ので、BPSでなければいけない理由はなかったのです。
もちろん、最初はBPSの仕組みでやりました。
いっぱい工程がある中で、「この工程は日本のA社で」「この工程はB社で」という形で組んでいきました。
僕は見ているのは「メーカー」じゃなくて「患者」なので、基準は「患者さんにとっていいものは何か?」です。

実は、日本一の人工歯メーカー「山八資材工業」の遠山社長の入れ歯を作らせていただいたんです。
社長は親父のような存在で「ヤマハチは人工歯の売り上げ日本一なんだ」と、いつも自慢して僕に語ってくれていました。
一方、遠山社長も僕からしたら「総入れ歯の患者さん」なので、依頼されたからには一番いいものを入れて作ろうと・・・。
オーダーも「近藤さんの一番いいもの」といういただき製作、「社長、喜んでいたぞ!メチャメチャ噛めるって。」と紹介してくれた方が教えてくれました。

人工歯屋さんの社長が「メチャメチャ噛める」って、説得力ありますね。

「大学の教授にも作ってもらったし、有名な技工士さんにも作ってもらった。どれよりもあなたの入れ歯が一番噛める。」と。

くーっ!技工士冥利に尽きますね。

ここからが先の話があるんです。
僕が選んだ人工歯は、「ヘレウスクルンツァー」だったのです。

人工歯屋さんの社長の入れ歯に、他のメーカーの人工歯を使ったんですか?

はい。
僕は患者さんにいいものを提供したい、山八の人工歯である必要はないし、結果が出ているもので提供するのがよい。
つないでくれた方が「おめえは度胸があるのぉ、遠山公男(とうやまきみお:初代社長)を君は誰だと思っているんだ。あの人はな、車メーカーでいえばトヨタの社長や。トヨタの社長を日産に乗せているんだぞ、お前は。なにやっとんじゃ!」と。
そうしたら今度は、遠山社長が「いや近藤さん、今度はオール山八で作ってくれ」と。
当時、山八のメーカーの講師でしたから、広告塔になる訳じゃないですか。
ぼくは講師なのに、はなからメーカーのいうことを聞いていないという。(笑)

忖度一切なし、ですね。

残念ながら人工歯には「キャノン」とか「ニコン」とか書いてないじゃないですか。
これどこの人工歯ですか?となる訳ですよ。
そこからはその話を聞いて俺もやりすぎたなと。(笑)

KGKにあってBPSにないもの、教えてください。

「ゴシックアーチトレーサー」(上記写真)もその1つです。
もとは、ナソメーターというものですが、改良に改良を重ねました。

咬合の確固たる基準、咬合器のマウントする基準がKGKにはあります。
アゴは頭にくっついていますよね、つまり「基準は上アゴ」なんですよ。
上を基準に咬合器をつけなきゃいけません。
今までの常識をひっくり返す時は、必ずいろいろ言われますが、僕はあきらめないし、患者に結果を出しているからあきらめる必要がない。
しっかりそこに対して価値を取っている・・・「高いもの」を売りたいのじゃない、「価値のあるもの」を提供していたらその価格がついた、というのが事実です。

従来の入れ歯は、上か下かを1つ作って20~30万円です。
うちは「単価のワード」が「1人の患者さんでいくら」つまり、一口腔単位、です。
1人の患者さんは、「上と下がセット」です。
靴を買うのに、右と左バラバラに買わないですよね。

それ、入れ歯相談会で入れ歯アドバイザーの清水さんも言っていました。

こういった説明を全部、うちの清水(入れ歯アドバイザーのページへリンク)が自分のものにしています。
彼女と一緒に10年仕事してきてよかったなと思うのは、僕は技術屋の言葉ですが内容を理解した上で言葉のチョイスをし直してくれる。
彼女、話が饒舌でうまいでしょう?

はい、思わず入れ歯作りたくなります。(笑)

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