医院に出張します!デンチャーコンシェルジュ育成セミナー
(カウンセリングセミナー)

近藤義歯研究所は、患者様が入れ歯治療に関する不安を解消できるようスタッフさん向けに「カウンセリングセミナー」を医院さんに出向いてやっているそうですが。

はい!
入れ歯について説明するだけでなく、患者さんのお困りごとを聞き出し気持ちを受け止めることも治療の大事なプロセスです。
しかし「悩みをどう受け止めていいのか」「ドクターの説明時間が取れない」というお悩みを多く伺いました。
院内で患者さんにカウンセリンが出来るスタッフさんを育てるサポートをするのが「カウンセリングセミナー」です。

「入れ歯の説明方法」や「患者さんカウンセリング方法」の指導をしてくれるんですね!

実際にカウンセリングセミナーを受けた助手さんと対談をしましたので、ぜひご覧ください。
すでに入れ歯でお困りだった患者さん十数名が自費、それも200万~300万円の、「超」精密義歯~KGKデンチャーで治療していただいたんですよ。

カウンセリングセミナー受講者 山本さん
(静岡県三島市こうざい歯科クリニック 歯科助手) インタビュー

カウンセリングセミナーについて

いつカウンセリングセミナーを受けたのでしょうか?

【山本さん】
2020年春の医院オープン前の研修時に、三島まで来ていただき受けました。
これは最初にセミナーを受けた後、入れ歯のカウンセリングに入る時のためにまとめたノートです。
何を話すかを自分でまとめてあります。
これ、カウンセリングをするにあたってメチャメチャ大事なんです!
最初はこの通りにやっていましたが、今ではアレンジを加えてカウンセリングをします。
途中からあまり使わなくなりましたが、基本が身についていれば「あれ、これでいいのかな?」と思った時にもここに戻れます。
これから入れ歯のカウンセリングする方は、絶対大事だと思います。

【清水】
(ノートを見て)セミナーで話した「臼歯は臼(うす)」ってちゃんとキャッチしてくれて・・・嬉しいですね。

ここまで山本さんをやる気にさせたモチベーションは何ですか?

【山本さん】
清水さんがカッコよったので!
最初の研修時、清水さんと社長に会った時「あ、プロが来た!」と思いました。(笑)
ディスカッションしたときに、モワッと頭の中で分かっていたけど理解できていなかったこと、それを言葉として引き出す能力、一緒にロールプレイングした時に「あ!そういうことか!」と思い出させたことが面白くて・・・。
そして、カウンセリングしている姿を見て「かっこいい!すごいじゃん!やってみたい!」と思いました。

【清水】
私のセミナーは「掘り下げ」が大事なんです・・・例えば、「発音しにくい言葉ありますか?」は具体的には「さしすせそ」ですよね、その話をしたことをこのノートは、一語一句書いてある。
ストレスは掘り下げない方がいい、スルーすればいいとお話します。
そしてこのアイデア、すごくないですか?

【山本】患者さんのカウンセリングをした時の記録を残そうと、イラスト化したんです。
今は息子さんたちと一緒に住んでいるけど食事は1人、でもこうなったらいいなと思って。
それぞれの家族に、色々なドラマがあるんです。

これは自宅で描いているんですか?

【山本さん】
医院で描いています、先生が時間をくださいます。
今はKGKデンチャーに関する私の取り組みに本当に協力していただいているので。

⇒この後の話は「対談」でご覧ください。

スタッフが「入れ歯カウンセリング」出来ることで生まれる「メリット4つ」

  1. 先生が診療に集中出来る
  2. 「近藤義歯が来るタイミング」ではなく、「スタッフのスケジュール」で入れ歯カウンセリングが出来る
  3. ドクターが説明しなくても自費が出る
  4. 入れ歯カウンセリングが出来るスタッフがいることで、患者さんの信頼度・安心感が上がる

入れ歯カウンセリングが出来る歯科助手がいることで、生まれるメリットがあるそうですが。

【山本さん】
入れ歯カウンセリングが出来るスタッフが院内にいれば、先生のアポイントを切らなくて済むし、近藤義歯研究所の清水さんを呼ばなくても大丈夫です。
実際、私が入れ歯カウンセリングに入れていますので、先生は滞りなく治療が出来ます。

【清水】
先生は「自分が話さないと自費は出ない」と仰います。
先生は術者なので、口でしゃべる部分はスタッフさんが担当する、ということです。

【山本さん】
でも、歯科医師というだけで「先生が言うなら、そうですね」となります。
私たちは、そのハードル超えられないんですが・・・。

【清水さん】
逆も然りですよ。
患者さんは「先生がそう言うんだから、仕方ない」と思う。
でも、自分の話にとことん付き合ってくれるスタッフさんには「実はね・・・」と本心を打ち明けやすかったりする場面もあります。
結果はともかくとしても「本当はね・・・」と先生には言えない悩みを訴えた上で、気持ちに整理をつけて次の治療に進めるのは大切なことです。

「山本さんみたいな人、うちにもほしいわ」と思う先生、いっぱいいると思います。(笑)

【清水】
まあそんな簡単な話じゃないですけれどね。(笑)
ただ、土壌を作っておいてほしいとは思います、こればかりは先生も私たちもご縁なので。

「清水セミナー(カウンセリングセミナー)を導入しよう」とする先生にアドバイスありますか?

【山本さん】(しばらく考える)
先行投資、ですかね。
あとにつなげるために、今は困るかもしれないけど、時間を割いてあげる。
私も最初からバンバン自費が決まったわけじゃないです。
とにかく勉強なので、最初はマイナスになっても後々大きなものになる。

入れ歯カウンセラーが育つまでの時間も、先行投資なんですね。こうざい歯科さんの院長はどうでした?

【山本さん】
はい。当院の院長は、時間を割いてくれました。
いったん数字が下がっても、あきらめずに続ける。
すると、先生は自分の診療時間も取れる、清水さんも呼ばなくていい、時間がある時にスタッフが1人でやっていればいいと。

どれくらいモノになったなと自分で感じますか?

【清水】
自分の場合、入社時はずっと社長のカウンセリングを見て聞いて、必死でメモってましたから山本さんと一緒です。
「何で?何で?」と質問し続けて、1年掛かったと思います。
毎日のようにいろいろ聞いてて、です。
ちなみに、山本さんは1年掛かってないです、学びのスピードが勉強家だから早い。
2回のカウンセリングセミナーと、入れ歯相談会を2回やった後から、山本さんはカウンセリングしていました。
そのかわり、私の後ろでカウンセリングを聞いてもらった時は、終わるや否や質問攻めでした。(笑)
2人でミニセミナーみたいなことをやっていたら、あっという間にカウンセリングが出来るようになっていましたね。

【山本さん】
清水さんみたいになりたい!と思って。(笑)
その人が「何を言いたくて、何に困っているんだろう」と常に観察している清水さん、すごいです!

(ノートを拝見する)イラストも大事ですね。字だけだと思い出せないけど、絵があるとパッと見て思い出せますよね。

【山本さん】
リハビリの椅子に座っているイラスト、です。
昔からキライな授業は落書きばっかりしていました。(笑)

【清水】
これ、「ウイルス法」の説明です、すごく分かりやすい。

【清水】
私、この絵をセミナーに入れます!
こうざい歯科さんの入れ歯相談会でも、私が説明した後に山本さんが「大丈夫ですからね」と入ってくださると、患者さんはもう山本さんしか見ていないくらいの熱量があります。
次、患者さんが来るときは「山本さん、いますか?」と来院されるそうです。
先生が「患者さんの思いを受け止めてくれるスタッフさんを、育てたいと思っているかどうか?」ですかね。
よく先生は「歯科助手さんのやりがいを見つけてあげたい」と仰ります。

山本さんがカウンセリングに入る時は、先生も「思う存分やってきて」という感じですもんね。

そんな助手さんがいる医院さん、患者としては行きたくなります!山本さんがここまで資料をまとめるモチベーションは何ですか?

【山本さん】
もともと歯科助手の仕事が好きなので・・・こういう作業は助手が好きな人は多分向いています。
KGKデンチャーに関して私が出来ることは、食べるまで寄り添うこと以外に何もない・・調整などで来院された時の表情や、入れ歯が変わったことでのご本人の良い変化など色々聞かせてもらい、その情報をでドクターや近藤義歯研究所の技工士さん、清水さんと共有できるよう橋渡しを心掛けてます。

清水さんに出会うまでは、どういう向き合い方だったんですか?

【山本さん】
以前勤めていた医院では、患者さんを一人にしないでという先生でした。
「歯科の治療とは全く関係ない雑談を常にしていてくれると助かる」という先生だったので、カウンセリングや歯の説明ではなくて、「体調どうですか?」やご家族の話、お出かけの話など普段の説明の話をよくしていました。
カウンセリングはここにきて初めてしました。

「自分、向いているな」と思いました?

【山本さん】
常に必死なので・・・「声のトーン大丈夫だったか」などいろいろ反省します。(笑)
⇒この続きは「歯科助手山本さんと清水の対談」ページをご覧ください!

カウンセリングセミナーを受けて頂いた医院様

弊社インスタグラムに掲載されている「カウンセリングセミナー」ご受講された医院様の様子です。

1. 野間歯科クリニック様(東京都三鷹市)

野間先生は当社にもお越しいただいており、義歯セミナーにご参加いたただいております。
自費の義歯に力を入れていって下さるということで、当社もフルサポートさせていただきます。
午後は早速患者様のコンサルですね!

2. たかとり歯科様(滋賀県彦根市)

滋賀県にある、たかとり歯科様でのコンサルセミナーです!
遠いところ呼んでいただきありがとうございます!
遠方ということで本来であれば2回に分けるセミナーを、1日凝縮コースにしました!
長いセミナーでしたが、皆さん集中して聞いて下さりありがとうございました!

3. 林歯科様(山形県鶴岡市)

山形にある林歯科様でのコンサルセミナーです!
遠方から呼んでいただきありがとうございました。
皆さまからセミナーの感想のお手紙もしっかり読ませていただきました!
大変嬉しいお言葉ありがとうございます!
次回の訪問も楽しみにしています^_^。

4. ひやま歯科クリニック様(神奈川県川崎市)

川崎市のひやま歯科クリニックにてスタッフコンサルセミナーを行いました。
皆さん明るく元気で最後は会話も弾みとてもいい雰囲気でした。
今回の集合写真はなんと、指ハート♥️
テンションが上がりすぎてしまい、ブレている人多数、、、

カウンセリングセミナーQ&A

Q. どうしてカウンセリングが必要なの?

A. 先ずは「なぜそのような状態になったのか」「今、どのように過ごされているのか」「今後どのようになりたいのか、何を食べられるようになりたいか」など現状から未来の話を聞くことで気持ちを治療に向かわせ、患者さん、歯科医院、歯科助手さん、歯科技工士の四位一体の治療が可能になるからです。
どんなに素晴らしい義歯ができても、患者さんに不安や迷いがあっては満足した結果は得られず、そのあとも入れ歯に不安を抱えたままに生活しなければなりません。
術者が一方的に説明をするのではなく、患者さんが今後の生活を豊かに過ごすため、治療のご提案、期間・費用・回数をしっかりと説明し、患者様がご理解した上で治療を進めていく上でとても重要なことです。

Q. カウンセリングは、具体的にどんな風に進めるの?

A. おおよそ下記のように進めます

1. ファーストカウンセリング

まず、治療前に患者様の不安を和らげ、どのような治療を望まれているのか「主訴」をお聞きします。

  • 今悩んでいる事はなにか?
  • どういった方法での治療をご希望なのか?
  • 特に気をつけてほしいことは何か?

2. セカンドカウンセリング

必要のある方に現在のお口の状況をご説明し、おおよその期間やご費用などをお伝えした上で治療方針などを決めていきます。

Q. インフォームド・コンセントについてどう考えていますか?

A. 義歯治療は、患者様一人ひとり治療の方法やご提案が異なります。
そして、患者様の置かれている環境や価値観も様々です。
患者さんが抱いている疑問に納得いただくまで最初にしっかりとご説明するインフォメーションドコンセント(医師と患者との十分な情報を得た上での合意)が義歯治療は特に大切と考えています。
義歯専門の歯科技工所としていつでも最良の知識と経験・技術を提供できるよう準備します。
義歯治療は長期にわたります、患者様一人ひとりにあった最良の治療方法を選択していただけるよう誠心誠意サポートいたします。