医院様情報
医院名:林歯科医院
ホームページURL:https://dchayashi.com/
住所:山形県鶴岡市羽黒町黒瀬字黒瀬163
電話:0235-62-2159
院長:林 太一先生
近藤義歯研究所について
弊社への先生たちの忌憚ない評価を聞いているのですが、なかなか皆様評価が高くて・・・汗。。大変有難いことなのですが、もっと弊社に厳しいご意見も、と思っています。
評価が良くないと、近藤義歯さんにはお願いしていないです。
僕は山形から来るので、来るのも大変ですから。(何度か弊社へ見学に来ていただいてます。)
先生の医院は山形県鶴岡市ですが、医院の状況はいかがですか?
はい。
実は地元に帰ってきて3年目で、祖父からスタートした歯科医院の3代目なのです。
以前は偶然にも近藤義歯研究所がある相模原で働いていた時もあったし、東京の新宿区で雇われ院長もしていました。
僕は勉強が好きなので、いい治療をしたいと思っています。
いい治療は必然的にお金が掛かります。
「地方で自費は難しいのでは?」というのがあり、東京で開業か勤務医の方が歯科医師として楽しいのではと思っていました。
しかし、父の目が見えなくなってきたこと、子供と老後の事を考えたら東京でなくてもいいかなと思ったのです。
「東京から帰ってきた先生」というようなことをご近所で言われたりしませんか?
あると思いますね。
その一つの目玉が「義歯」です。
地域柄、高齢者の方が多くニーズがあると思いますが。
地方は患者さんも先生と同じように高齢化しています。
当院も、65歳以上の患者さんが70~80%です。
インプラントのニーズはありますか?
僕自身はインプラント施術自体出来るのですが、周りの先生たちもほとんどやっていないでような感じがしています。
インプラント施術自体のイメージの問題もあるのでしょうか?
インプラントはテレビコマーシャルや看板などの宣伝ばかりが独り歩きしてしまい、実際には歯槽骨の条件次第や外科処置が伴うなど身体的なリスクが伝えられていないため、高齢者の方が歯科医院で説明を受けた時にメンタル的なところでハードルが高いのではないかと思います。
実際に東京で診ていたのは、50歳以下の人がほとんどでした。
勤務医時代の上司(歯科医師)は入れ歯がとても上手で、残った歯が少ない方を治すのを得意としてました。
ただこなすのではなくて月に2~3人、入れ歯治療を研究しながらじっくりやっていました。
しかし、それを山形でやろうと思ったらできなかったのです。
??それはなぜですか?
山形にも技工所はあるのですが、僕が目指している入れ歯治療は単に入れ歯を入れるではなく、患者さんが「歯が有ったころのように噛める」治療を目標にしていたため、現実的にそれが可能になる技工所、技術ってどこにあるんだろうと漠然と思っていましたので。
困ったなと思っていた時に、横浜で大きなデンタルショーがあって、そこに御社の清水さんがいらして、声を掛けられ「義歯研究所」この社名に興味を持ち、ここなら僕の目指している地域医療の貢献が可能になるかもしれないと、近藤義歯研究所のブースを見ていたのです。
その時はどんな風に声掛けられたのですか?
清水さんの感じがすごく良かったのと、そのあと社長を連れてきてくれて・・・僕があえてバカなふりして色々社長に質問したのです。
社長の返答がものすごくレベルが高くて、これはトップクラスの人だなと。
20分くらい喋って、分かりました。
東京から山形に戻った時、周りの技工所についてどう思われましたか?
これが日本の現状だなと思いました。
保険診療という限られた枠の中で治療をするには時間や工程などの限界があり、本当に患者さんが満足できる治療ができるのかと言うと難しいのが保険診療の現状です。
そんな中でも、どうにか患者さんの口腔内環境を良くしたいと私自身は時間を惜しまず勉強しましたが、それを地元に技工所にも求めるのは難しかったです。
入れ歯治療には設計、噛み合わせ、型取りの理論などチェック項目がいっぱいあり、それらの決定は全て歯科医師の責任なんです。治療の精度が上げられない限り技工士さんにも迷惑を掛け、結局お互いが成長できない、そんなジレンマがありました。
歯科技工所は山形でもずいぶん探しましたか?
探しました。
完成した入れ歯が入らない、入れ歯なのにちゃんと噛めないんですよね・・・いつも通りやっていたんですけれど僕の印象(歯型を採る作業)が悪いのかな?とか思っていたんです。
が、近藤義歯の保険の義歯を入れたらスパーッて入って、1度でしっかり噛んだんですよ !
取引開始から4年弱となりましたが技工物の精度、サービスについてはいかがでしょうか。
スタートは保険義歯からですが、義歯セットの調整時間がほとんどなく出来が素晴らしかったので、これならお任せできるなと確信しました。
自費の技工物については、いかがですか?
地元に戻った初期の段階では自費診療で30万円のチャージも難しい状況でしたが、近藤義歯研究所から様々な技術を学んだことで今だったら自信をもって「200万円の入れ歯です !」と患者さんに提案できます。
先生は比較的治療にこだわっている方なのでしょうか?先生としてはそれが普通と思っていますか?
今歯科治療の最前線は、「予防歯科」から「全身予防」に移行期なのではないか?と考えています。
予防歯科の「口をメンテナンスする」ということだけでなく、患者さんを健康にさせるために「全身的に予防していく」というのを、歯医者がどこまで出来るか?
簡単に言うと、いくらいい入れ歯やインプラント、セラミックが入っても、それで何を食べているか?が最も重要なのではないでしょうか?
更にいうと、ずっと横になりながらテレビを見てジャンクなものを食べていたら、そりゃダメなんです。
いい入れ歯を入れて、噛める状態にして、食事や生活習慣もある程度指導する・・・ライザップじゃないですけれど(笑)
特に65歳を過ぎると、時間が自由になってきて不規則な生活になります。
特に1人暮らしになると、自分のために料理作らないとか、お風呂に入らないとか、運動しないとかになります。
僕は患者さんを「全身予防に導く」という理念で歯科診療を突き詰めたい、と考えています。
そのために、ちゃんと「噛める」入れ歯が大事なんです。
入れ歯は「ゴール」じゃなく、全身予防の「手段」なんですね。
身体を作っているのは食事ですから「噛める入れ歯」は未病につながる大事な道具なんですが、その情報提供が患者さんにされていないことで選ぶ手段がないのが現状です。
また、患者さん一人一人にあった「噛める入れ歯」を現実的に形にできる技術力は日本広しと言えど多くないことも知ってます。だからこそ、僕自身も技術や情報を共有するために御社まで足を運びますし、近藤社長にも年に数回立会いをして貰うことで多くのことを学んでます。
他には患者さんのベロを診たり・・・舌診(ぜっしん)といって東洋医学をやっています。
口の中を診てベロを診て、この人はこういう栄養が足りてないなということが分かるんです。
また、生活習慣の表を患者さんに渡したりもしています。
「朝何時に起きてどういう生活していますか?」とヒヤリングするのは歯科助手でもできます。
勉強してドンドン資格を取ってもらって、そういう子たちにちゃんと給料を渡していく。
そういうことに賛同してくれると患者さんが増えていきます。
そういったサイクルの歯科医院を創っていきたいと考えています。
自分の地元では予防が根付かなかったことで歯を失う患者さんが増えたのも現状ですので、
これから新築移転し当院も予防・未病に力を入れていきます。
歯科医師会も「キュア(治療)からケア(予防)へ」と訴えかけられていますが、まだまだですか??
(食い気味に)うまくいってない、ほんと、一部の先生だけですよ。
うちも最近やっと予防、ちょっとずつですけど前進しています。
話は戻りますが、先生は近藤義歯研究所の製作現場に度々足を運んでいただいておりますが、いかがですか?先生は年間に3~4回ほど弊社までお越しいただいてますよね。
売上の半分が自費診療の技工だというのがどういう状況なのか興味があって、見学に行ったのがきっかけでしたね。
しかも、患者さんの支払いが100万円を超える義歯って?どんな入れ歯か興味深々でした。
当時は20~30万円の入れ歯を恐る恐る入れて、上手く噛めないなど、患者さんの満足を得られない状況でしたので・・・。
近藤社長と清水さんは「うちのお客さんは150万円くらいの入れ歯をガンガン入れてますよ」と。
「それ、どういう状況?」と思って、早速セミナーに申し込んで受講した感想は「これは本物だ」でした。
技工士さんも相当レベル高いし、組織づくりもちゃんとしている。
大きいところであればあるほど連絡がうまく回っていなかったり、そういった問題に対して、改善が見られなかったり、、。
近藤義歯は体制がしっかりしていて、トラブルが起きても解決するために対応してくれます。
患者さんが本当に求めているのは保険治療とか自費治療とかでなく、「噛めること」です。
近藤義歯研究所と治療に取り組んでいたら、それが理論的に分かるようになってきたんです。
どういうところですか??
噛めるようになるためには、いい入れ歯を作ることじゃなく、患者さん自身の壊れた噛み合わせの筋肉や咀嚼の習慣性を取り戻すことが大事なんです。
そのことも近藤義歯研究所と一緒に治療を進めている内に重要なことが分かるようになってきました。
足を怪我して手術をしたら正しく筋肉を動かせるようになるためにリハビリをすることと同じように、入れ歯治療にもリハビリがある・・・しかもココが超重要なことなどは近藤社長に教えていただきました。
入れ歯という道具を使うのは患者さん自身の筋肉ですからね。
ほとんどの先生が噛み合わせを「リハビリする」という概念がないと思いますが、当院では既に年間数名の患者さんがリハビリ治療からはじめ、どんどん状況が良くなっているのを体感してます。
入れ歯相談会について
先生のところで「リハビリあり入れ歯」を希望された方はどれくらいいますか?
今、毎月2人くらいはいますね。
月に2人の170万円の高額な治療はどのように決まりますか?
基本的には僕じゃなく、スタッフが話します。
あとは御社の「入れ歯相談会」が大きなウエイトを占めてます。カウンセラーの清水さんにじっくり患者さんの主訴を聞いて貰い、安心して治療に通って貰えるよう僕と院内スタッフ皆で情報を共有し林歯科医院の特色である「チーム医療」を感じてもらう相談会を心掛けてます。
相談会の回数は増えてますね?
今は3ヶ月に1回ですが、今後はもっとできる環境を作りたいと思ってます。
2年くらい入れ歯相談会をやって、地域にも「入れ歯といったら林歯科だ」というような話になってきて、入れ歯相談会でない時でも患者さんが来てくれます。
それって、口コミですか?
地域の情報紙など活用して宣伝をしているので、相談会当日でなくても記事を見たと後日個別で相談にきて、スタッフや私がカウンセリングをし自費診療に繋がっていますね。
高齢の方が多いので、媒体は「ネット」じゃなくて「紙」ですね。
地方は「路上の看板」も大きいですね。地域の情報紙など活用して宣伝をしているので、相談会当日でなくても記事を見たと後日個別で相談にきて、スタッフや私がカウンセリングをし自費診療に繋がっていますね。
高齢の方が多いので、媒体は「ネット」じゃなくて「紙」ですね。
地方は「路上の看板」も大きいですね。
現場での運用について
紹介もありますか?
実は近所の先生も、当院に紹介してくれるケースもあり、ありがたいことです。
僕もプライドを持って、入れ歯なら山形県では誰にも負けない気持ちで日々頑張っています !
あと、近藤社長がすごいなと思ったのは、出来た入れ歯の取り外しを、歯科衛生士スタッフにも「入れさせてみて」と、そこで「パチン」と入る瞬間や、噛んだ時の音がどれくらい良い入れ歯かということを感じてほしい、言っていただいていて、
何回も言われた通りにやっていたら、スタッフも「こんなに取れないものなの?!私、入れ歯を洗うのに取ろうと思ったけど全然取れない !」と。
患者さんが入れ歯を取る時は、どうするのですか?
辺縁封鎖されている入れ歯を外すにはコツがいるんです。
密着している吸盤と同じように1箇所に空気を入れれば外れるんですが、僕もスタッフも経験上そういう入れ歯との出会いが多くなかったので・・・患者さん自身も前の入れ歯と違い過ぎて、コツをつかむのに少し時間が必要です。
スタッフにも噛める入れ歯が浸透してきて、「この人はちゃんと治してあげたい」と助手も衛生士もメンテナンスしながら思っています。
「今使っている古い入れ歯が壊れたら、いい入れ歯を作りましょう」と自分が言う前にある程度患者さんに話しておいてくれるので助かります。
これこそが、林歯科医院の目指すチーム医療です!
僕の中では、技工士がそこまでドクターに指導してくれるのが、面白いです。
先生の素直なお人柄が分かります
近藤社長は入れ歯の先生ですね・・・あんなにバランス取れている人はなかなかいないんじゃないかな、、と。
人柄と、技術面と、インターネット含めて経営ということまで、相当苦労したと思うんですけれど・・・でも近寄り難い感じはなくて。
林歯科医院の横顔
林歯科医院は、どれくらいのエリアから患者さんが来ていますか?
庄内・・・鶴岡、酒田、割と広い範囲から来てもらえるような感じになってきました。
今までは羽黒町という小さいところだったのが、隣町からも来るようになってきました。
何を見てくるんですか?
SNSもやっているので見てくるみたいです。
2023年10月からインスタも始めます。
入れ歯相談会の平均予約数は何名ほどですか?
5~6人ですかね。
自費の契約率で言えば、40%くらいです
僕の知る限りでは高額なインプラント治療で上手くいかずに困っていたり、どこに相談していいか分からない人がいます。
インプラントで200~300万円掛けなくても、ちゃんとした入れ歯を入れれば普通に噛めますよということを、まずは東北から広めていきたいと思ってます。
残っている歯や骨の条件、噛み合わせがズレてしまったことで顎の筋肉の動きが悪くなりすぎている方は、その状態を元に戻すためにのリハビリが必要で、時間も費用も掛かることを理解してもらう必要があります。
そのためには、入れ歯相談会で情報提供することが重要なんです。
良い入れ歯はお金が掛かるけど、ちゃんと作れば噛める !ということを知ってほしいです。
近藤義歯研究所は、一般ユーザーから連絡が来るらしいです。
弊社清水のインタビュー(https://himawari-dent.net/interview-shimizu/)を見て直接電話してきた人がいたそうです。
うちの自費を入れている患者さんは、最初は新聞、ホームページ、近藤義歯研究所のホームページにいって動画を見て「あ、これ間違いないな」と決心したと言っていました。
YouTubeであれだけ食べているのをみたら「あ、私も・・・」と思いますよね。
自分のところも動画を作らないとな、と思っています。
「リハビリ用の入れ歯」についての説明は少しハードルが高いですが、スタッフの方が患者さんが話せるようになってきましたか?
出来るようになってきていますね。
清水さんのセミナーも繰り返し受講してますから。
https://www.instagram.com/p/CCtMeeCHM6l/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==
あとは3か月に1回ある入れ歯相談会で、近藤社長と清水さんが患者さんと話しているのを見て・聞いてみんなで勉強するんですよ。
他の先生たちに敢えて近藤義歯のマイナス点を言ってもらうと、相談会のカウンセリングを院内に落とし込む(カウンセラー育成)には時間が必要だとお聞きします。
清水さんも化粧品の会社に勤めて苦労したからこそ培えた「人間性」と「人生経験」があるのです。
目指すものがあるというのはいいことで・・・いきなり清水さんみたいになるのは無理です。
ちょっとずつステップアップするしかないですよね。
技術(ハード面)は近藤や技工士、カウンセリング(ソフト面)は清水との情報共有ですかね。
僕も何年掛かるか分からないけど、社長みたいな理論になれるように努力しているし、スタッフも清水さんを見習ってやりましょうというムードになって、みんな一生懸命聞いています。
KGKデンチャーでリハビリをしない症例もありますか?
リハビリが出来ない人はたくさんいますよ。
噛み合わせがあっちもこっちも全部崩れていて、リハビリやって「はい150万円超しました」となり、「じゃあ保険でやりましょう」となった保険の入れ歯も近藤義歯のなので。
「全部保険でもいいですよ、ただ、根本的な問題は治せませんが。だけど、保険でも精いっぱいやらせてもらいます」とお話しします。
本当は義歯患者全員にリハビリ義歯からの選択をしていただきたいですが、費用や時間的な問題は僕たちには解決できないですからね。
かと言って治療をする側が遠慮してベストな提案をしないのは、今日食べることができない患者さんにはとって最悪なことです。
常にそこは遠慮なく話をして、それでも選択できない場合にはどうするか技工士さんと打ち合わせをして、bestではなくbetterをどうプランニングしてくか、そんなことを診療後の時間に近藤社長とやらせてもらってます。
丁寧に患者さんの事を考えて、面倒くさいこともお金の許す範囲で最善を尽くす。
いい方向になるように考えるのです、費用を抑えるbetterな方法はないですか?みたいな。
先生も妥協しないですね。
近藤義歯も妥協しない、常にガチですね !
お金はこれくらいしか出せないというところを真剣に考えてくれているなんて、患者さんからしたら嬉しいでしょうね。
実は、僕の勉強にもなっているのです。
保険では、なるべくうまくスピーディーにやらなきゃいけない状況がほとんどです。
患者さんにもスタッフにも言わないですけれど、僕の中では保険の義歯のレベルがどんどんどんどん上がっていっている、スピードも技術も相当上がっている。
同じ保険点数でも、数をこなすことで、利益も出せるようになっている。
やりとりのなかで「こうだとうまくいかないから、こういう風に工夫してみよう」とか。
地域の患者さんは林先生がいてくれて安心ですね。
一番喜んでくれているのは、どこの歯医者に行っていいのか分からない患者さんです。
費用も時間も掛かる治療ですが、長年苦労している患者さんからしたら明るい未来・・・食事を楽しめて健康を取り戻せる可能性があるなら話を聞けただけでも気持ちが明るくなれたと言って、費用の準備ができるまでは保険義歯で我慢しながら通ってくれている方もいます。
カウンセリングで必ず行うのが食べる度チェックです 。
「食べる度チェック」の際に聞くと「普通に何でも食べてます」って言う患者さんに限って、パカパカな入れ歯をしています。
どんな風に食べてるかって踏み込んで聞くと「お粥」や「細かく、柔らかくして食べてる」・・・これって咀嚼ではないですよね。
歯応えのある物を食べなくなることで、たんぱく質が不足して筋力低下や、咬筋を使わなくなる。
そうすると、脳への刺激が少なくなり、様々な健康被害が起こる負のサイクルに陥る。
本人が気付かないうちに、フレイルが始まっているなんてこともあります。
食べる度チェックはその意識を180度変えて、いかに偏った食事をしているか本人に気が付かせて上げられる素晴らしい評価基準なんです。
先生は、新たな組織改革を進めているそうですね。
僕はどこかでレベルの高い仕事をするのは組織化していけないものだと・・・例えば、すごくおいしいお寿司屋さんだと自分の代で終わりが当たり前と思っていたんですよ、こだわりの職人的な。
「織学(しきがく)」を社長に言われて導入して、そうじゃないんだと気づきました。
「町田商店(https://www.machidashoten.com/)」というラーメン屋は、30店舗くらいまでは自力でやったけど、トラブル続きだったそうです。
属人化しない評価制度と組織づくりを進めるルール設定して、役割を与えて、こういう風に頑張ればこういう風に給料が上がっていくんだよ、ということを明確に見せてあげる。
いい仕事をした人には、高い給料を与えなきゃならないじゃないですか。
人が増えれば増えるほど大変ですよね。
御社とは長く付き合いたいから、人が増えてもレベルは下げてほしくないですよね。
歯科医院の経営の中でもマニュアル化、ルール化を進めて、衛生士と助手に効率化して識学を通して、みんなで売り上げを上げていきましょう!と、意識改革からはじめています
林歯科医院の将来像は?
林先生の将来ビジョンは?
来年、歯科医院がもう一つできます。
5年以内に隣町にもう一軒で、そして、仙台にもう一軒、目標は高く持って頑張りたいです !
「近藤義歯の入れ歯」と「ヨガ」で全身を診ることをパッケージ的にアプローチして、「全身を診る」歯科医院を創りたい、そう考えています。
「噛み合わせ」も「身体」もバランスですもんね。
健康になるためには、食事と運動と心の安定です。
食事と運動と心が安定していることは、健康でいるための必要な要素です。
ヨガは高齢の人でもできるスポーツなので、そういうパッケージングの経営をしたいです。
力を入れないで体を緩める、禅で心を落ち着かせて・・・。
「マインドフルネス」ですか?
そうです。
次、作る歯科医院もそういう設計で、2階はヨガスタジオです。
1階は診療、目的は歯の治療じゃなくて・・・歯の治療をしに来たけど、知らないうちに食生活が良くなったとか。
「入れ歯の治療が終わるころには、運動の習慣がついちゃったぞ」というのが理想です。
面白いですね、東京にもないものが山形にあるのがすごい!
東京から来て泊まって、おいしいものを食べて、観光してもらって・・・。
3つセットで、素敵な建物で、「心技体」全部揃うみたいな。
頭のなかでハッキリし過ぎちゃって、見えています。
そのために歯の治療で売り上げを立てなきゃなないし、患者さんからも評価されないとならないのです。
今は山形県内で一人でも多くの義歯患者さんの笑顔と健康に役立ち、売り上げを上げ、医療理念に繋がる土台があるので大変助かってます!
弊社と取引を考えている医院さんに一言
近藤義歯と取引しようか迷っている先生に一言お願いします。
「セット日」が楽しくなりますよ!
以前は2年間頑張って治療したのに、最後の最後に入れ歯が0.5ミリずれているだけで全然噛めなくなることもありました。
保険も保険外もセット当日から何回も調整しないと入らない、痛い思いしてもらわないと噛めなかったんですよ。
そういうのが近藤義歯だと、ほとんどないです。
セットした日からたいがい噛めるようになるので、歯科医師として嬉しいし、楽しい。
「セット日が楽しくなりますよ」と言いたいです。
義歯セットは緊張の時なんですね。
僕も以前はそうでした。
その代わり、近藤義歯研究所の技工料は高いですよ、だっていいもの作っているから。
ただ、1度でセットがうまくいくと、その後に時間が生まれます、やり直しや修正がないから。
45分取ったら、セットは15分以内で終わります。
そうしたら多少高くても、結果的に全然プラスなんですよ !
近藤義歯研究所へエールをお願いします !
10年じゃなくて、20年30年付き合いたいです。
僕も頑張るので、お互い一緒に成長しましょう。
取材後記
入れ歯は一つの手段であって、その先の患者さんの健康まで考えているなんて、自分が患者だったらこんな先生にお世話になりたいなと思いました。
また、インタビュー後、弊社の終礼にご参加いただき、スタッフに熱い熱いメッセージをいただきました。